アプスー思想用語集

当ブログにて展開されているアプスー思想で用いられている用語集


・アドナイロジック
=この宇宙に通底すると目される思考形式

・ヌースフィアロジック
=地球圏の思考形式。人類集合的知識思想体系

・アルケーロジック
=アルケー系の思考形式

・ウヴァルロジック
=アルケー系との意思疎通から仮定されたウヴァル系の思考形式。アルケー式逆算による還元論的発想等

・ティアマトロジック
=アルケー系の研究観察意思疎通から仮定されたアルケー系創造主、ないし使役主と目されるティアマト系の思考形式。ティアマト文明によるアドナイロジックの解析演繹結果と目されるもの

・アプスーロジック
=当ブログにて展開されている複合横断思考形式


・モノリスイッチ
=先行文明による後発文明監視観察の為のトレーサー兼アラート

・アルケー系リバースエンジニアリング
=アルケー系の研究観察や情報交換から得た知識体系


・汎知性体思想
=汎的に遍く知性体で共有可能な理想

・アプスー思想
=当ブログにて展開されている、様々な能力や文化的背景を持つ種族や存在間でも平等且つ自由な平和的共存関係を築く事を目的とした思想


・新教育理論
=思想家育成教育理論


・汎種族的汎銀河連邦概念
=汎知性体思想を共有する汎種族連合概念

・高次社会性群体概念
=汎知性体思想によって実現される社会

・高等知性体概念
=知性体におけるソフトウェア的発展過程とその結論

・高等知性体分水嶺
=知性体におけるソフトウェア的な情報処理領域の区分

・高等動物分水嶺
=動物におけるハードウェア的情報処理領域の区分

・情操制御概念
=知性体に於ける自己制御手法確立概念

・新宗教概念
=テクノロジーによって実現されるであろう人類の在り方

・新しい神概念
=群体知性体による調律された理想的自己組織化最適解の果て。集合的自己実現

・メタヒューマン概念
=人間を規定する存在。来るべき宗教家と目される者

・ヌーメン概念
=アルケー系の言う存在の根本的動因とされるもの

・デミウルゴス概念
=先行文明の戦闘教義

・知性体群体制御概念
=高等知性体群の性向や指向を把握し、それを基に知性体群体をコントロールする手法

・増富エコシステム
=政治・経済を包括し人類の富の総量を増幅させるシステム

・情報流通経路概念
=意味情報流通経路開拓史の結実。現代におけるインターネット等

・メタ定義概念
=客体に定義を与える視座

・概念インフラ概念
=宗教哲学思想等無形の情報インフラストラクチャー概念

・概念演繹概念
=概念を類似の符号や演繹によって更に展開させる概念

・メタ編集概念
=複数の概念の相関を直接編集すると言う概念

・概念構造体概念
=概念の志向的構造化概念

・概念構造図
=ある一定のルールの下に構造化された概念の展開図

・認識器概念
=感覚器から得た情報と手持ちの概念との符号の検索参照をすると思われる仮想の情報処理機能

・認識場概念
=三次元空間を認識する為の認識対応物であり仮想の情報処理場。心理学に於ける無意識領域?

・認識対応物
=外的客体を認識する為の内的対応物。心理学に於ける元型

・思想史展開図
=人類史上の思想哲学等を展開したネットワーク系統図

・歴史的譲図
=貨幣流通ネットワーク図

・完全言語
=音声言語以上の意味情報伝達手段と仮定されるもの

・造形的思考
=言語化前駆状態の非言語的思考形式


・神概念実現プロセス
=テクノロジーによって実現されるであろう「神」へ至る概念インフラ構築プロセス

・文明形成プロセス
=象徴とその概念化、そしてそれらを構造化した思想の技術による具象化によって文明を構築するプロセス

・自己認識プロセス
=自分を客観的に認識し、自身を能動的にコントロール出来る様にする為のプロセス。心理学に於ける無意識の意識化統合プロセス

・意味情報獲得プロセス
=未知の概念や客体を認識して把握する観念具象化プロセス

・意味情報精錬プロセス
=獲得され把握された概念の理解、言語化、精錬、演繹等による概念生成プロセス

・思想構築プロセス
=一連の意味情報認識演繹構造化プロセス


・心的理論構造
=心理学に於ける意識・個人的無意識・集合的無意識によって構成される心のソフトウェア構造

・心的認識構造
=心理学に於ける二つの方向性と四要素一組の機能による心のロジック構造。所謂タイプ論

・象徴認識構造
=認識対応物、心理学に於ける元型を用いた認識構造

・鏡像的認識構造
=鏡像認識によるフラクタル自己認識フィードバックループ。心理学に於ける投影認識

・階層組織構造
=なんらかの法則による序列化による拡張性を持ったリソース集約手法


・思想学
=未知の観念の認識、概念化、構造化に関する学問

・精神医学
=人格問題を取り扱う医学。心理学等

・ダイモン学
=アルケー系知性体に関する研究学


・概念式
=概念を空間的に展開して認識、制御し易くする為の表現形式

・基本的思考ツール
=思考のフローを簡潔に示す表現形式

・思想構築ツール
=概念を一定の思想哲学の下で志向的構造化を行うことにより思想を構築する為のツール

・アルケー式
=等号によって展開する概念演繹式

・アプスー式
=概念を構造的に空間展開させた表現形式


・文明再編論
=人類文明の能動的再編集の提唱

・形而上的人間観
=社会通念最適解の形成。人生哲学等

・公正性
=妥当性のある客観的ロジックに基づいた調停。正義等

・反人間論
=庇護育成が必要な存在の育成を阻害する先行存在論

・戦闘教義
=敵性存在や問題に対する態度


・千年紀計画
=汎知性体思想によって実現された高次社会性群体としての人類社会実現計画

・超構造体建設事業計画
=汎宇宙規模の人類社会への先鞭

・汎用的大統一概念インフラ共通基盤整備計画
=人類社会の概念基盤を整備統一する計画

・先進国家構造体実行計画
=「市民が安心して住める国」をメインテーマにした国家づくりのプラン


・新教育理論確立構想
=思想家育成の為の集合的フォーマッティング構想。少しでも多くの人が賢く正しい選択を出来るようにする為の方法論の模索

・EIIS構想
=ヌースフィア情報塊とそのインターフェース構想

・ESIS構想
=集合的アプスー式アップロードストレージとそのインターフェース構想

・汎地球連邦構想
=地球圏の自治独立、公正な対外外交を目的とした統合的意思決定確立の場。汎種族的汎銀河連邦の先鞭

・絶対防衛圏確立構想
=人類社会ドメイン領域の絶対防衛圏確立構想

・国家防衛隊構想
=「国民をあらゆる脅威から防衛する」をモチーフにした、軍隊と警察を一括りにした防衛隊の構想

・概念インフラアップデート構想
=人類社会情報インフラストラクチャーのアップデート構想

・メタ編集エディタ構想
=基本的思考ツールを実現する為の概念編集が可能なテキストエディタ作成構想。造形的思考とその構造を可視化する為のもの


・神概念実現
=人格問題の最終解。心理学に於ける自己実現

・シヴィライゼーター
=文明形成プロセスを実行・促進する者

「思想」が出来るまで

 

「概念獲得プロセス」=客体を認識して把握し、名前を付けて概念にする

「概念演繹プロセス」=手持ちの概念を基に、更に概念を増やす

「概念編集プロセス」=増やした概念を好きなルールで整頓し、概念を構造化する

結果、概念構造体が出来る=「思想」が完成

 

 

その為には「知識蔵」と「思考形式」と「編集エディタ」が有ると便利

=「EIIS構想」と「基本的思考ツール」と「メタ編集エディタ」

 

人類全員を思想家に出来る目処が立ったかな…

 


アプスー思想用語集

新教育理論確立構想・骨子

 

アルケーロジック構造解析」にて展開された新教育理論確立構想の骨子。

 

・意味情報獲得プロセス=未知の認識、具象化=投影の意識化(…自己認識プロセスは前提なのか…心理学前提だな…)

・意味情報精錬プロセス=獲得された意味の理解、精錬、演繹、言語化=認識の為の認識対応物を増やす

・「新教育理論」=集合的な形での認識、言語化された意味の理解、演繹、編集、伝播のメソッド化=意味情報精錬プロセスの集合的フォーマッティング=集合的な形での「思想家の育成」

 

未知をより多くの人が理解出来るようにする。
すると多くの人が未知を理解し、既知の知識が増える。
それは更に多くの新しい未知を生み出す切っ掛けとなる、という再帰的構造。

未知を既知に変える。すると既知から新しい未知が生まれる。
理論上は人間が認識出来、想像出来うる最大限の知識と情報を人は手に入れる事となる。

少しでも多くのアナロジーによって広範囲の人々が新しい概念を理解出来る下地をつくり、より高次な概念を生み出す為の土壌を生み出す為の基礎作り、というか。

そしてそのインフラストラクチャーとしての「EIIS構想」

 

 

アプスー式を個々人で作成し人類規模でアップロード共有していろんなソートをしてみると地域ごとの特色とか見えて面白いだろうな、全体統一は難しいだろうが…もしくは処理タスク分担作業になるかもな…

=「ESIS構想」=集合的アプスー式アップロードストレージインターフェース

 

人類規模並列分散処理でこのアドナイ宇宙のリバースエンジニアリングと自己組織化をする訳だ。(既存の思想史みたいなのもネットワーク図にすると歴史的譲図みたいに特異点が可視化されるらしい、リンクの集中してるノードとか…)

 

 

意味情報獲得プロセスの心理学的過程」にて若干の補項があります。


アプスー思想用語集

タイプ論・要約

 

心の興味関心の向かう二つの方向性と、意味を認識する為の四機能一組によって構成されている心の定義枠組み、それらによって規定される所謂「性格」と呼ばれるもの

=「タイプ論」

 

原理的には無意識と呼ばれる空間内で

上下軸を司る意識の指向性=「外向」と「内向」

情報を認識判断する為の四機能=縦軸を司る「思考」と「感情」、横軸を司る「感覚」と「直観」

という構成軸による三次元的な座標定位的定義によって形成されたと思われる。

要は空間認識と同様、概念認識にも空間的に展開された機能による認識が必要という事?

 

この構造の中心点且つ全体は「自己」と定義され、「個人の性格」とはこの空間内に位置する「自我の在り方の偏り」によって生じる。

 

 

 

以下心的機能別定義。

 

・外向 – 内向
リビド(心的能動性)が向けられる方向性。
それが外界の物質的な客体に向けられるか、内界の観念的な客体に向けられるかの違い。

 

・合理機能
判断機能軸の二極。客体に対する判断を行う。

・思考
客観的ロジックによる意味付けを行う。

・感情
主観的好嫌による価値付け、客体に対する受容可能性の判断を行う。

 

・非合理機能
知覚機能軸の二極。客体の存在を知覚する機能。

・感覚
現実的な客体の存在を知覚する機能。しかしその対象に対する判断は行わない。

・直観
目の前の現実を超えた予感や予知の類い。具象化行使するには思考機能等の補助が必要とされる。

 

上記の二つの方向性と四機能の内の一つづつを組み合わせたのが「典型的な個人格」となる。

例えば「外向的 – 思考タイプ」とか「内向的 – 感情タイプ」とかとか…計八種類。

要は空間認識と同様、概念認識にも空間的に展開された機能による認識が必要?という事か。

 

 

 

通常使用されるのはこの三次元的空間的に展開された定義の内の一部の機能だけで、構造のほぼ半分以上は劣等機能として無意識内に埋没している。

基本的には男性なら思考機能、女性なら感情機能などの限られた機能を優越機能として優先的に使用し、その他の機能は劣等機能として無意識下に埋没、場合によってはネガティブな形でその機能を表出させる。(男性なら感情的暴発、ヒステリーとか、女性なら破綻した思考、屁理屈みたいに)

 

そして所謂「心的な成長」とは、意識的に劣等的な心的機能を能動的に行使し機能させる事によって心の一面性に対する十全性を獲得してゆく事を指す。

これは所謂「自己実現」プロセスと同義であり、自己実現は心的理論構造上においては「意識と無意識との統合」と表現出来るが、タイプ論上では「性格の全構成要素の活性化」という形で表現出来る。

何故って「無意識の意識化による統合」と「無意識に埋没した心的機能の意識化による活性化」は同義だから。(余談ながら性格に典型的なタイプがあるならその接点では典型的な状況が発生してるだろうな…)

 

 

意味情報獲得プロセスの心理学的過程」にて若干の補項がしてあります。

人の受難と神の苦難の鏡像関係

 

この世の不義と人の蒙昧に苦しむ神の苦難と、ありきたりな人間が政治的世界に組み込まれ自由を奪われる人間の受難。

神の苦難は「受肉」、普遍的存在が有限の個人になる事によって起こる。
人の受難は個性化による全体化の過程で無意識を意識に組み入れる事によって、普遍性の獲得によって、人間集団の中で注目に値する人物になる事によって起こる。

人の受難と神の苦難は鏡像を成す。

 

C・G・ユング著書より一部抜粋・要約・補項

 

要は普遍性を持った存在がリソースの限られた世界で遭遇する典型的な問題とでも言えるか?
物質世界には限界があり、しかしその限界が有るからこそ最適解も生まれるという…

新宗教概念

 

新宗教概念=テクノロジーによって実現されるであろう「神」へ至る概念インフラ構築プロセス=神概念実現プロセス

 

フローとしては

・高等動物分水嶺=高次概念が認識出来るかどうかのハードウェア的分岐点

・鏡像的認識構造=鏡像フラクタル自己認識フィードバックループ

・象徴認識構造=未知情報の概念化認識プロセス

・高等知性体概念=鏡像的認識構造と象徴認識構造との相関による人格精錬フィードバックループ=「自己認識プロセス」

・形而上的人間観=社会通念最適解の形成

・情操制御概念=制御出来ない流れを制御できる部分によって整流する自己制御手法の確立

・神概念実現=知性体におけるソフトウェア的発展過程の最終解=人格問題の最終解

 

…となるか?「神」へ至るために必要なハードウェア的要件定義が出来るかもな…

結果は案外人間そのままに社会性群体に落ち着くかもな…
具体的にどういう形になるかは不明…調律された自己組織化の果て、統制された局所最適解の集合とでも言うべきか?

=「汎用的大統一概念インフラ共通基盤整備計画」

…かなりの汎用性と拡張性を持つ、異種知性体とすら共有可能な「理想」となるかもな…

=あらゆる知性体に共有可能な理想=「汎知性体思想」

汎種族的汎銀河連邦概念の萌芽かも知れない。

=汎知性体思想によって統一された知性体群体=「高次社会性群体」

 

知性体は現実的認識や思考の元に束ねられねばならない。そこにファンタジーの入り込む余地は無いだろう。

高等知性体の宿痾を乗り越える為のファンタジーとの決別。

 


アプスー思想用語集

高等知性体概念

 

知性体におけるソフトウェア的発展過程の結論=高等知性体概念

 

「「投影」という認識行為に対する一考察」で述べた「投影による主体認識系」と「元型による客体認識系」の相関によって人格化は精錬されていくのかも知れない。

つまり

人格=情報認識システム=自我+意識=「自己」−(個人的無意識+集合的無意識)(…面白い逆算だな…)

そして

「投影による主体認識系」と「元型による客体認識系」の相関関係=自律的人格精錬フィードバックループシステム=「自己認識プロセス」

結論としては「高次の人格とは情報認識の極みであり、高等知性体ほど情報の価値が高まる」

 

 

このフィードバックループの確立には「客体」が必要であり、全てはこの「鏡像的認識構造」の産物である。

そして先見的には「アルパ」、そして結果としての「オメガ」なる者

=「自己」

“神は自らの似姿として人を創った”

とか?つまり

「自己」(テンプレート)+鏡像的認識構造(プロセス)+リビド(動因)=人格の極み=「神」

な訳だ、要は。(何気に三位一体)そして

神性の受肉=自己実現=人間を新たな「神」にする事

と、なる…な…

 

 

要は「無力な存在」に、「神」を認識させることによって「神」になりたいという欲動を生じさせ、そこへ至るインフラを用意すれば結果「神」に至るという?

最小構成単位としては

・主体と環境=主題=知性体と世界
・発展プロセス=過程=鏡像的認識構造=「投影」
・「神」概念認識=結論=「自己」=アルパ(始まり)にしてオメガ(終わり)

主体が環境から発生した問題を解決出来る存在足ろうとし、そこへ至るプロセスさえ整えておけば、結果「神」となるという…事かな?

このプロセスは人間社会においても散見される汎用的なプロセスだな…「場と存在と手段と目標」が有ればあとは勝手に育つ、と。
「自律性」は「究極の手段」という事か?シムシティみたいだな…要は「動的」な訳だ、世界は。
ミニマルな構造のフラクタルな連続…

なんでそんな事をされていらっしゃるのかは不明…

 


アプスー思想用語集

「投影」という認識行為に対する一考察

 

「自我」とは「個人的無意識の人格化」なんだろうか?

これはユングにおける「フィレモン」のような「集合的無意識の擬人化による元型のキャラクター化」に近いのかも知れない。

 

そして

自我=認識の主体

であるなら、認識の為には「認識するもの」と「認識されるもの」が必要であり、無意識が自らを「客観的に認識」する為には「自我という鏡」が必要となる。

この「知るものと知られるもの」の関係によって意識領域が形成・拡張されるのだろう。

 

つまり

投影=鏡

であり、自らの「影」(潜在的可能性)を認識するには客体という「鏡」が必要。

これが事実なら「投影」という意味が不明な程回りくどい認識も「知るものと知られるもの」という分かたれた存在の組み合わせが続く「フラクタルな認識構造の延長」と定義出来るだろう。

 

 

自我形成過程とは「認識行為」という需要に応じて「ハード的に蓄積された情報塊」を素材に段階的に形成されたのだろう。

そして先見的には「自己」や「元型」というある種のテンプレートがあって、ハードの機能に応じてそれらの再現性が異なる、とか?

つまり人間の認識系は「元型による客体認識系」と「投影による主体認識系」の二柱となる訳か。

これは「高等動物」と「それ未満」を別つ分水嶺かもな、「自らを客観的に認識出来るかどうか?」とは。

 

つまりは

無意識的存在=心的(霊的)存在に近い

のかもな。

=物質的存在としての自覚が薄い

物質的存在としての自覚がある程に「他者を大切にする」という基本的な概念(形而上的人間観)が理解出来る筈だから。

=人は皆いずれ死ぬ

 

 

「元型による客体認識系」の方は、知性体が外界適応の過程で得た認識を内在化させる事によって内界に認識の為の対応物が生成され、結果「元型」(認識対応物)が形成されたのだろう。

そしてそれを知性体個体が認識する事により新たな概念が生まれ、その具象化とフィードバックループにより新たな認識対応物(元型)が生成される、とか?

要は縦軸としての「投影による主体認識系」が外的要因により駆動された結果が、横の広がりとしての「元型による客体認識系」となるかもな。

 

ソフトウェア構造のフロー的には

・感覚器=情報取得

・認識器(仮)=取得情報と概念との符号の検索参照

・思考=概念化された情報の処理

となるか?だから出力は記号の塊に近くなるのかもな…

 

結論としては

自分を客観的に認識する事によって自身を能動的にコントロール出来る様になる=フィードバックループの確立=「投影」の意識化=「自己認識プロセス」

という訳だ。

要は「鏡によって身だしなみを整える」、という事かもな。

 

 

高等知性体概念」へ続く。


アプスー思想用語集

元型論・要約

 

人間が客体を「認識」するためには(外的物体等に「意味」を見出す為には)内的な対応物が必要となる。
哲学では「イデア」等と呼ばれるものを、心理学では「元型」と呼ぶ。

「意識」とは人体の各種感覚器から得た情報を統合処理する機能だが、その意識が「知覚」した対象に対する「認識行為」は、「無意識」と呼ばれる領域上で実行される「元型」と呼ばれる潜在的指向性に沿って動作するとされる。

ユング曰く

世界の「イメージ」は世界の半分を為す

 

 

人間の「心」は、認識の主座である「自我」と、それによって認識された「意識(領域)」、そして自我によって認識されていない「無意識」と呼ばれる領域に別けられる。

「無意識」はさらに個人的な要素によって構成された「個人的」無意識と「非個人的」な領域に別れ、非個人的な領域は人類共通の普遍的な心的基盤である為に「集合的」無意識と呼ばれる。

これは「自我」が個人ごとに様々な個性を帯びながらもハードウェアとしての「脳」の構造が同一な様に、人間の「意識」もまた多様な個性を見せながらもその深層においては同一なソフトウェア基盤の上で実行されている、という仮説とも言える。

そして心は深層へ向かう程(意識領域から個人的無意識、集合的無意識へ向かう程)属人性を失い、独自の普遍的自律的主体性を帯び、最終的には本能の様な反応系を経て物質的基盤ヘと至るとされる。

 

意識は物事を「知覚する」が、逆に言えば「知覚しか出来ない」、とも言える。
元型とはその知覚された客体に「意味」や「価値」を与える認識機能。

集合的無意識上で実行され、決まった形を持たない観念(先入観)そのものの様な存在で、民族や地域、文化、個人によって様々な形を取り時代と共に変化するもの、とされる。

この「集合的無意識」という現象は、複数の民族神話や精神病患者などの空想を「人間の生み出したファンタジー」として同列に扱い、その比較から共通項を見出す事により、これら類似性の有る空想を生み出す時代性、地域性を超えた人類共通の心的基盤が有るのでは?との類推から成り立っている。
そしてその活動は、有史以前からストックされ続けた静的な太古的経験情報の再現のみならず、動的な、個々人の現実生活的要素をも包括していると考えられる。

そして人類規模での個人的経験情報の集積による集合的無意識のアップデートと、集合的無意識からもたらされる「啓示的」な意味情報による(集合的)意識世界の更新は、ある種のフィードバックループを為しているものと考えられる。

 

しかしそれがどの様にして具体的に人類個体で実行されているのかは不明。
人間の個体情報は物理的な遺伝経路を辿るだけであり、しかもその個人の経験情報はその個体の死と共に失われ、如何なる形であれ遺伝的には継承されない筈だから。

それが個体の遺伝的経路を越えて民族や種族にまで及ぶほどの潜在的情報共有基盤とその歴史単位規模での全面的アップデートとなると、何らかの未知の構造(非物質的な!)の存在の可能性すら考察の対象に入る。

実際ユング自身は神話や伝説などに登場する所謂「あの世」は心理学に於いては「集合的無意識」の単なる言い換えに過ぎない、とまで言っている。

不可能事を消去していけば、後に残った可能性は、どんなに可能性が低く思えても真実に他ならない

との言葉もあるが、果たして…

 

この「認識の為の対応物」と言う概念をより深く演繹して行けば、人間の「人格」を認識出来る存在は、「人間的な人格」ないし「人格的な何か」という対応物を持つ、それ故の「人格神(人格を持った神)」、といった存在すら仮定できる。

もしくは、人間が「神的な存在」を認識する為には、その対応物となる「神的要素」が内在していなければならず、それ故の神概念認識の為の「元型」と言う反照。

そして恐らくこれらの考えは鏡像を為すのだろう。

 

詰まるところ、「歴史とは進行し続ける神性の受肉」であり、「自己実現」とは、敢えて誤解を恐れずに言えば、「神が人間を通じて外界に実現する過程」そのもの、とも言えるだろう。

「影」との対決

「影」とは心理学用語で、自我によて抑圧された自身の心的部分である。意識化(自覚)されていないので無意識に属している。

何が抑圧されているか?何故抑圧されているか?は個人によって異なり、その個人が「否」と断じたその個人自身の総体でもある。

例として挙げるなら、社会通念上の道徳的行為に反すること(他者に危害を加える等)は一般的には抑圧されている。

しかしその抑圧はその時点での価値観によるものであり、その個人の心的な成長によって価値観が広がり心的容量が増すことによって、つまり自分自身を受け入れることによって、「影」は意識化(自覚)され、自らの新たな可能性へと通じる事ともなる。

例として挙げるなら、優しい人間がその性格によって抑圧していた部分を受け入れ厳しさを得てより全人的な存在に近づく、その逆に厳しい人間が優しさを得る、等。

平たく言えば「影」とは自分自身の内に潜在化した悪も含めた全可能性なのだ。

 

人類史とは言い換えれば自らの野蛮な獣性を「悪」と定義し、法や自由、正義、博愛といった形而上的人間観によって抑圧してきた歴史でもある。
そしてその経緯にはインクの代わりに血を用いるかの如き凄惨な歴史的背景が存在する。
我々が原始人の如き粗末な生活を送らずに済むのも、ひとえに文字文化による形而上的人間観の継続的更新のお陰なのだ。

しかし抑圧されたものとは解放を望むものでもある。
現代においても悪を為しても罰のない様な状況下では人は容易に悪を為し、全体主義や群集心理による狂気の沙汰は尽きる事が無い。
教育によって上書きされた形而上的人間観の下には、まさに正銘の野蛮人が潜んでいるのだ、誰の中にも。
後天的な教育以外の面では、人間のスペック自体は数十万年規模で変わっていないだろう。結局脳の構造自体に変化がないのだからスペック自体は変わらないわけだ。

故に万人が自らの「影」との対決を経て意識化し、統合、制御することを求められているが、「影」の統合とは魂の苦悩とすら呼べるほどの心理的、道徳的、感情的葛藤を自らの内に抱えることに他ならず、そんな事の出来る人間なぞほんの一握りしか居ないであろう事もまた、数十万年規模で変わらない事実なんだろう。

しかしこれを持って人間の本性とは獣である、というのも片手落ちと言うものだ。何故って人は善への志向も持ち合わせているから。
そうでなければ現代文明なぞ生まれ様も無かっただろう。
結局形而上的人間観とは、個人が集団の中でもつつがなく生活出来るように、という目的に対する最適解なのだ。

 

「自己実現」という言葉は現在では種々様々な意味で使われているが、本来はこの潜在化した可能性「影」を自我に統合し全人的存在へ至る行為を指す。

「自己」とは心理学用語で、意識と無意識を包括した心全体、且つその中心点という矛盾した高次元の概念であり、自我意識とその影である個人的無意識との統合とは、この「自己」をこの次元に「実現」する、という行為に他ならない。故にこれを「自己実現」と呼ぶ。
そしてこれが心理学によって客観的に定義された人間の生きる目的でもある。

しかしこの次元では「熱くて冷たいもの」や「大きくて小さいもの」と同じく「全体にして中心(点)」といった矛盾を包括した概念も存在することは出来ない。
故にそのような存在を目指す過程が、自己実現の過程自体が、生の目的となる。
つまりは人の心から「影」を無くす事は不可能であり、しかしそれは同時に常に未知の可能性を抱き続けることをも意味する。

人間の心には常に未知なる部分が存在し続けるという事。
これは尽きない可能性の源泉ともなるが、自然現象なので人間社会における道徳的観念などの形而上的人間観は考慮されていない。
故にその発露の際には個人の自我意識による整流が必要となる。

 

ちなみに心全体の中心は自我では無い。
我々は自分の感情をスイッチを入れたり切ったりする様にコントロール出来ず、思考もまた然り。
これはつまりは我々が「自分」と呼んでいる「自我」は、心全体の管理者権限を有していないことを意味する。

自我が心全体の主人であるのならば、我々は感情も思考も自由にコントロールしているはずだが、残念ながらそんな事の出来る人間はこの世に存在しない。
その事実から演繹された心全体の主人が「自己」という概念である。