今使っている文具 vol.026

 

最近ダーツが、とてもとても面白く思わず時間を忘れる程に楽しい。万年筆の次位のお気に入り、趣味の一つになった。(その間はかなり開いてはいるが)

 

後は新しいMacBookを使い始めたが、以前使っていたMacBook Airで改善して欲しい点がアップデートされてかなり便利なノートパソコンになっていた。特に電源周り、ケーブル関連で融通が効くのが嬉しい。
アダプターが断線して買い直すとかしなくて良いとか、コンセントだけで無くモバイルバッテリーでも充電出来るらしいとか。
ポートは一つしか無いが、これは使う側の発想自体を変えるべきなんだろうな。USBハブでゴチャゴチャ、みたいなのを。

 

今回この記事を書くに当たってOmmWriterというテキストエディタを使ってみたが、これも中々にセンスの良い、アーティスティックなエディタだな。面白い。

 

今使ってる文具達

 

Venvstas カーボンT万年筆:
・ニブ:パイロット・EF14kニブ
・インク:エルバン・公証人用インク


最近お気に入りの軸。理由はカヴェコ・リリプット用のクリップを付けたから。
本来は首軸に空いてる穴みたいなのを隠したかったから付けたが、存外良い雰囲気になってお気に入りとなった。(専用ケースには入ら無くなってしまったが)

インクはエルバンの公証人用インクというものを使っている。
色はウォームグレーと言うか、同社のインク、グリヌアージュの赤黒寄りバージョン。同じく微妙な色合いのセンスの良いインクといった印象。
液体の鉛筆の様にかなり薄いインクと色味なので実用的では無いが、耐水性が有り、線は結構太めに出る。
因みにこのインクはつけペンでの使用を推奨されている。(程に耐水性が高いのだろう。つまり取り扱い注意)


Venvstas カーボンT万年筆・レビュー

 

 

Yard・O・Led バイスロイ万年筆・ヴィクトリアン:
・ニブ:パイロット・EF14kニブ
・インク: ダイアミン・レジストラーズインク


ダイアミンのレジストラーズインクを使っているが、このインクは太めの線幅でフローが良過ぎるとインクが乾いたら黒い煤の様なものが出てノートを汚してしまうので、ソコソコのフローの方がいい様だ。(濃い部分を指で擦ると黒い煤の様なものが付着する。極黒でもこんな事は無いが)
書いた直後はダークブルーだが、数日経つとほぼ黒に近い色になる。そして顔料系インクに匹敵する耐水性となって水で流してもビクともし無くなる。
黒の古典インクは多分今の所無い(少なくとも私は知らない)ので、そういう意味でも面白いインクではある。

因みにバイスロイは首軸からペン芯が外せないので(少なくとも私のバージョンでは)、取り扱いには注意が必要だろう。


Yard・O・Led バイスロイ万年筆:ヴィクトリアン・レビュー

 

 

ystudio ポータブル万年筆・クラシック:
・ニブ:パイロット・EFニブ
・インク: セーラー・極黒


いつもの同じ組み合わせのお気に入りの軸。
エイジングに趣が有り美しく、更に使っていて楽しい。


ystudio ポータブル万年筆:クラシック・レビュー

 

 

Fabercastell クラシックコレクション万年筆・エボニー:
・ニブ:パイロット・EF14kニブ
・インク: <デモンヴェルデ


いつもの万年筆。

結果的に万年筆は実用的だったりエイジングが面白い軸が好きになったが、正統派の軸はこの軸が残った。(逆にいえばこの軸はエイジングが似合わない)


Fabercastell クラシックコレクション万年筆:エボニー・レビュー

 

 

カランダッシュ849
・リフィル:フィッシャー・F・ブルー


長く使えるボールペンを探してたけど、この塗装を剥がしてアルミ素材剥き出しにした849で落ち着いた。

塗料は(私の物は)アロンアルファはがし隊、というものに漬けると剥がれた。
アルミ剥き出しの軸は塗装の保護が無いからかなり傷つき易くなってはいるが。


 

 

ロイヒトトゥルム・ノート A6:


古典インクを使うとソコソコの確率で裏抜けする、モレスキンよりはマシだがまぁ普通のノート、と言った所か。

やはり手触りのいい紙の方が好みかなぁ。


 

 

総評:
カーボンTがかなりお気に入りの軸になって他の軸達もかなり精査されてきた。インクも面白いものが増えて中々に楽しい。
後は様々なインクを許容出来る良い紙のノートが必要だが。

今使っている文具 vol.024

 

今使ってる文具達

 

Yard・O・Led バイスロイ万年筆・ヴィクトリアン:
・ニブ:パイロット・EF14kニブ
・インク: ローラー&クライナー・サリックス


最近メインで使ってる万年筆。
インクは古典インクのサリックスを使ってる。明るい青で少し薄めのブルーブラック。

発色は今使ってるロディアのノートではプラチナのブルーブラックとあまり変わらないかな。前者が少し暗め、後者は発色が明るく紫寄り、位か。後者の方が線が細く出る。

ダイアミンのレジストラーズインクを使ってた時は首軸とニブの間からインクが少し漏れてたが、インクの種類によってはこうなるらしい。


Yard・O・Led バイスロイ万年筆:ヴィクトリアン・レビュー

 

 

フィッシャー・スペースペン


無重力でも使えるボールペンで、宇宙飛行士も使ってるらしく合理的なデザイン。キビキビ動いて良い道具、と言った感じか。ただ見た目は並みかな。
握りの部分が粗めのヤスリ位に切り立ったエッジになっている。

パーツ同士に遊びがあるので(理由は不明)リフィル先端にマスキングテープを巻いてカタカタ言わないようにして、外れ易い胴軸にはOリングを仕込んでネジが緩まないようにした。少し隙間は空いてるが…

前使ってたカランダッシュ849とは対照的な無骨な実用軸。


 

 

Kaweco リリプット万年筆:
・ニブ:パイロット・EFニブ
・インク:<ノクタジュール


いつもの実用軸。
最近は使ってて面白いから古典インクを良く使ってるが、性能だけを求めるなら顔料インク一択で済むかもな。安定して高性能。鉄ニブでも使えるし。


Kaweco リリプット万年筆・レビュー

 

 

スリップオン・ファスナーペンケース ミニ:


上記三本のペンが丁度仕舞えるスマートなペンケース。


 

 

Fabercastell クラシックコレクション万年筆・エボニー:
・ニブ:パイロット・EF14kニブ
・インク: <クラシックセピア


いつものデスクペン。
インクはクラシックセピアを使ってるが、このインクは配合率にもよるだろうが書いた直後はほぼグレーだが数日経つと割と劇的に茶系に変化する。

夏だからかコンバーターの部品の間から盛大にインク漏れが発生してた。ロングカートリッジを使うと大丈夫なようだ。


Fabercastell クラシックコレクション万年筆:エボニー・レビュー

 

 

ロディア・WebNoteBook Landscape A5:


いつものノート。


 

 

ブロック ロディア・No13.:


いつも使ってるロルバーンの縦型メモを使い切ったので、似たようなサイズのロディアのものを使ってみた。
ゴムバンドが無いのと方眼の紫色の線が濃くて字が見難いと感じだが、前者は輪ゴムを付けて解決し、後者は使ってる内に慣れて来た。

デザインは良く使い心地も悪く無くページ数も多目だが、やはりロルバーンの方がトータルでは性能は上かもな。悪くは無いが。


 

 

総評:
ダイアミンのレジストラーズインクと言うものを使ってみた。
インクとしては線が少し太めに出る普通のインクだが、かなり薄い線でも後日見るとほぼ黒に近い暗濃紺色に黒変していて古典インクとしてはかなり濃度が高いっぽい。万年筆以前の時代からの正統派ブルーブラックと言った性能と色味との印象。
現代ではどちらかと言うと特殊なインクに近いのかもな。少し取扱い注意と言ったところか。(インク洗浄時に一緒に洗った軸の表面が少しベタついてた)

今使っている文具 vol.018

好奇心の範囲はその個人のドメインの大きさを表してるのかもな。

 

今使ってる文具達

 

ystudio ポータブル万年筆・クラシック:
・ニブ:パイロット・EFニブ
・インク: セーラー・極黒


今月のメインウェポン。極細鉄ニブに万能的汎用性を持った極黒を組み合わせたスタンダードな軸。

どんなノートでも使える。


ystudio ポータブル万年筆:クラシック・レビュー

 

 

Fabercastell クラシックコレクション万年筆・エボニー:
・ニブ:パイロット・EF14kニブ
・インク: <レッドドラゴン


いつものデスクペン。インクをレッドドラゴンにしたが赤と黒で良く似合ってるな。

やはり金ニブは良い。


Fabercastell クラシックコレクション万年筆:エボニー・レビュー

 

 

紳士なノート・ハードカバー 正方形:


正方形の小さいのを使ってみたが紙の触り心地がもの凄く滑らかだな、少し感動した。

しかし裏抜け耐性はあまり無いのでフローが良いと染料インクや古典インクは裏抜けしてしまう。
品質がそこそこ、と言うよりは目指すものが違うのかもしれないな。

多分モレスキンみたいな多機能ポータブルノートと違って高級ノートのハードカバー版、というコンセプトなんだろう。だから目的も用途も異なるのかもな。


 

 

総評:
古典インクのKWZインク・IG Green#1とLevengerのカージナルレッドと言うインクを使ってみた。

前者は発色のしっかりした良い古典インクだったな。色も青寄りの緑で綺麗だった。

後者は耐水性の無い染料インクながら顔料みたいな変わった質感の液体のインクだったな。
発色はフローが良いと少し紫の入った品の有る赤、フローが少ないとショッキングピンクみたいな色になる。

 

メモにモレスキン・リポーターサイズとカランダッシュ849にフィッシャー・スペースペンのボールペンリフィルの組み合わせを使ってるが寝っ転がっても書けるから便利だな。

 

量子怪盗の作者の短編集、「テュケーと蟻」というのを読んだ。
量子怪盗と地続きのテクノロジーと思われる世界観を背景に、子供が自分で自身を救うお話、子が親を救うお話、親が子を救うお話が展開されてた。
量子怪盗世界で言うところの崩壊以前、直前に近い頃の出来事なんだろうか?なかなか興味深くはあった。

転神疫って言うのはフョードロフ主義者みたいなのが起こした革命を目的としたテロなのかもな。

次は化物語を読む予定。

万年筆とモレスキン

モレスキンで万年筆を使う為の記事。

 

クリーム色の薄い紙は万年筆のブルーブラック色のインクがよく映えるが直ぐにインクが裏抜けするので、万年筆の方をノートに合わせたセッティングにする必要がある。

 

 

モレスキンで裏抜けするかどうかの判定は、インクの質も有るけれどインク量が大きく作用してる(と思う)。
極論するとインク量が多いとボールペンでも裏抜けするし、インク量が少ないと太ニブでも裏抜けし無い。
なのでインクフローを絞る必要がある

 

=フロー少な目の極細線の鉄ニブ+フロー少な目のペン芯+裏抜けし難いインク(顔料インクや古典インク)

 

今回はニブはパイロットのデスクペンやペン習字ペンで使われてるEFニブを、ペン芯は無印のアルミ万年筆とかミドリのブラス万年筆等で使われてる肉抜き穴の有る物を、インクは顔料インクのセーラーの極黒等を、それぞれ組み合わせて使ってみた。

 

実際に上記を組み合わせる際は、板金の厚い鉄ニブに合わせてペン芯を紙ヤスリで削る等の微調整が必要となる。

鉄ニブの方もパイロットのペン芯への固定用のエラを切り取り、根元のラウンドをラジオペンチとかで狭める等多少の工作が必要になる。

後はフローが悪過ぎたら紙に押し付けてスリットを開く等の微調整とかとか…

 

 

…と言ったところか。ほぼ対モレスキン用のカスタム仕様。金ニブも好きなインクも自由に使えないし、そもパイロットの鉄ニブが移植出来るのが前提と言う…

クリーム色の紙にブルーブラックインクと言うオーセンティックな組み合わせを実現するには随分手間がかかる。

しかし紙面が広く中々使い易いので使ってて気分が良い。


参考記事:万年筆のニブについて

万年筆インク・混色レシピ

今使っている自分で混色した万年筆用インクのレシピ。
主にセーラーの極黒とストーリアを用いている。

 


 顔料インク:

<ノクタジュール>
:ストーリア・ブルー+ストーリア・レッド+極黒
ブルーブラック(ストーリア・ブルー+極黒)にストーリア・レッドを足した、ほぼ黒な紫。いわゆる薄墨色。
本来はローラー&クライナーのサリックスとスカビオサを混色したインクの名前だった。

 

<ベルベットダークネス(闇のビロード)>
:ストーリア・ブルー+ストーリア・イエロー+極黒
ブルーブラックにストーリア・イエローを足した、ほとんど黒に近い青寄りの緑。
私の想像するローラー&クライナーのヴァーディグリースを再現した。

 

<デモンヴェルデ>
:ストーリア・ブルー+ストーリア・イエロー+ストーリア・ブラウン+青墨+極黒
極黒の瓶に間違って青墨を戻してしまったら何故か黒緑色になったので(イエローをさらに足すとスティピュラのグリーンみたいな色合いになる)、ベルベットダークネスとディヴァインシャドウをさらに足して枯れた暗黒緑色にした。

 

<ディヴァインライト>
:ストーリア・イエロー+極黒
雨の上がった昼下がりの様な黄昏色で、ローラー&クライナーのオールドゴールデングリーン(抹茶色)の黄色版みたいな濃い金色。新開地ゴールドにも似てる。

 

<セピア>
:ストーリア・イエロー+ストーリア・ブラウン+極黒+ストーリア・ブルー
ディヴァインライトを濃くし、ローラー&クライナーのセピアの再現を目指したが、かなりマイルドな青寄りのブラウンになった。

茶系は他にウォーターマンのアブソリュートブラウンが華があって良い色。ストーリア混色でも似た色の再現は可能。

 

<ディヴァインシャドウ(神性なる陰)>
:ストーリア・イエロー+ストーリア・ブラウン+極黒+ストーリア・ブルー
セピアのレシピに更に極黒を足したもの。ほとんど黒に近いブラウン。

 

<ディヴァインアッシュ>
:ストーリア・イエロー+ストーリア・ブラウン+極黒+ストーリア・ブルー
ディヴァインシャドウにベルベットダークネスを足して枯れたチャコールのような色にしてみた。

 

<ブルーブラック>
:ストーリア・ブルー+極黒
古典インクのブルーブラックの色味を顔料インクで再現したもの。
赤寄りでも緑寄りでも無い暗蒼色が欲しかった。

 

<エターナライザー(永遠たらしむるもの)>
:極黒+青墨
緑寄りの明るめなブルーブラック。
顔料インクは基本的に強力な耐水性を持つ。

 

<ブルーブラッド>
:ストーリア・ブルー+青墨
緑寄りの(ターコイズに近い)青墨と赤寄りの(紫に近い)ストーリア・ブルーを混ぜた青そのもののインク。

 

<カーボンレッド>
:ストーリア・レッド+極黒
赤墨。配合比率によってはバーガンディに近くなる。

 



染料インク:

<BBB>
:パイロット・ブルーブラック+パイロット・ブラック
BlueBlack – Black。赤寄りのダークロイヤルブルー。
染料インクで使い易いが、紙質が悪いとすぐ髭が出たり裏抜けしたりする。
しかし書き心地はサラサラしてて良いかな。
耐水性は一応有る。

 

<フランブール>
パイロット・ブルーブラックをベースに様々な万年筆のオマケに付いてくるカートリッジインクの黒、青、ブルーブラックを足したダークブルー。
染料系なので使い易い。
耐水性は一応有る。

 



古典インク:

<レッドドラゴン>
:プラチナ・カシスブラック+エルバン・カーマイン+パイロット・ブラック+プラチナ・カーキブラック
プラチナの古典インクを買ったが色が薄かったので色々足した暗い赤。
意外と細ニブで映える。

 

<ラベンダーブルー>
:ペリカン・ブルーブラック+エルバン・カーマイン+エルバン・エメラルドチボー
エルバンのカーマインとエメラルドチボーを混ぜたら濃い紫になったのでペリカンBBで薄めてみた。
かろうじて筆跡は残る程度の耐水性。

 

<クラシックセピア>
:プラチナ・カーキブラック+プラチナ・ブルーブラック
ローラー&クライナーの青の入った焦茶系のセピアをイメージして古典インクで再現したインク。

 


 

総括:
インクは混ぜるほど色に深みが備わり、特にストーリアは単色だとケーハクな色しか無いんだけど、極黒と混ぜることによって初めてその真価を発揮し始める。
極黒はかなり色味が強いので、混ぜる際は少しづつ使うと良い。

しかしインクは混色する程暗くなるので、エルバンのカーマインみたいなヴィヴィッドな色味は再現出来ない。

 

手に少しでも水気が付いてるとすぐ滲んでしまう染料系インクと違って顔料系インクは全くビクともしなくて頼もしいけど、インクの滲みをノートの「味」と見ることも可能かなぁ、とも思う。

昔は派手なインクを沢山使ってたけど、次第に耐水性と視認性も考えて顔料インクでほぼ黒に近い系+エルバンのカーマインにほぼ収斂されていった。

 

書き心地は染料インクはサラサラしてて顔料は普通、古典はかなり渋い感じ。

線の太さは染料で太めに、古典で細目と微妙に変わる。

濃淡は染料や古典の方がハッキリ出るが濃度自体が薄い、特に古典は(薄いと言うよりなんか水っぽい)。
その中で顔料系はかなり安定していてしかも高性能。

キャップの気密性にもよるけど、古典インクはドライアップしやすく注意が必要で、顔料はまだマシ、染料はそれ程気にしなくて良いという印象。

古典インクは酸性の液体なので鉄ニブよりも耐腐食性を持つ金ニブ推奨。

 

使ってるノートに関してはトラベラーズノート・レビューに書いています。以上。

今使っている文具 vol.003

今使っている文具達

 

Lamy スカラ:
・パイロット F14kニブ
<BBB>
メインウェポン。首軸が緩み易くなって来たのが最近気になる。

持ってる人ならわかると思うけど、首軸のパーツ構成が特殊で、円筒形のパーツが首軸全体を覆っていてその部分だけ独立可動するので、首軸を締める時にいちいちペン先に近い部分を持たねばならず、インクで手が汚れるのがなんかやだ。

それ以外には不満は無いんだけど。

ラミー スカラ万年筆のレビューはこちら

 

Kaweco スペシャルFP:
・パイロット EF14kニブ
<ベルベットダークネス>
細軸を極細ニブで運用したらどうなんだろう?と思ってEFニブを付けたら使い心地が良かったのでそのまま使ってる。

最近ノートに記述する際、主観的な感想はこの極細字で、勉強した語句の引用部分とかはスカラの細字の方で、と分業化されてきた。

カヴェコ スペシャル万年筆のレビューはこちら

 

Caran d’ache エクリドールXS:
・パイロット M14kニブ
・エルバン <カーマイン>
ハイライター。使える。便利。

カランダッシュ エクリドールXS万年筆のレビューはこちら

 

3本挿しペンシース:
上記の3本を運用するためのペンシース。
やはり持ち物は少ないほど良いのでこのペンシースに集約されてきた。

 

お気に入りのSF小説、量子怪盗

ゲーム理論の枝葉をダイヤモンドのチェーンソーで伐り落とす

って言葉が好き。

あの時代は精神を走らせる演算ハードウェアの素材にダイヤモンドが一般的に用いられている世界なので、この場合は「研ぎ澄まされた精神で選択肢を洗練させる」という意味になるんだろうけど。

万年筆達

 

Kaweco リリプット:
・パイロット EF14kニブ
<ノクタジュール>
最近下記のリリプット専用レザーケースで運用し始めてさらに機動性が増したハイマニューバ・ショート万年筆。
フォーマル用途を完璧にこなす。

カヴェコ リリプット万年筆のレビューはこちら

 

Kaweco リリプット専用レザーケース:
カヴェコ リリプット専用の1本挿しレザーケース。
カヴェコ スポーツ用のケースみたいに入口横辺りに穴を開けて金具を通し、ストラップにしたらものすごく携帯性の高いショート万年筆用ストラップになった。

いつもの筆箱にストラップとしてつけてカバンのポケットからぶら下げてるけどすこぶる使いやすい。
ちなみにエクリドールXSも天冠部分がはみ出るけどちょうど良いサイズ。
トラベラーズノートのパスポートサイズを使ってる人は、革表紙の金具の辺にぶら下げておくとすごく便利だろうなぁと思う。

ただし、コストパフォーマンスに優れ機能性、拡張性共に高いのだけど、質感も値段相応なので実物を見てもあまりガッカリしないように。

どうやらロットによって造りや素材に違いがあるようだ。
私のものは2本挿しは薄茶色でシワ加工された革を使って縁が処理してあったけど、この1本挿しはシワも無く濃い肌色で縁は処理されていなかった。
共通項はかなり柔らかい(薄い革を使っている)という点。

 

トラベラーズノート:
いつものノート。

トラベラーズノート・レビューはこちら

トラベラーズノートと万年筆達

 

その他文具:
いつもの筆箱。
カランダッシュ849は使える。流石は噂のゴリアット・リフィル。

 

総評:
インクの息切れ問題は染料インクのBBBでも数ページ書き込んだら起こったので、これは万年筆の構造的な問題なのかなぁ?とも思う。

つまりは長文を書いた後とかは時々首軸を外して、コンバーターのハンドルを捻ってインクを首軸側に押し出す作業をしなければならないようだ。まあそんなものか。

 

今はほぼ黒に近いインクばかり使っているけど、昔のノートを読み返すと派手な染料インクばかり使って色水遊び感が凄かった。
あの頃はサファリとかでいろんな色の派手なインクばかり使って遊んでいたが、あれはあれで楽しくはあったな。
水に濡れたら一発で終わりだし、ラミーのブルーとかは既に退色して薄くなっているけど…

万年筆のメンテナンスについて

万年筆のメンテナンスは私の場合、ニブやペン芯などを完全に分解してプラチナのインククリーナーにペン芯を浸けておく。

そしてインクの通り道に当たるスリットをスキマゲージでほじくるのだけど、ペン芯ごとにスリット幅が違ったりして興味深い。スリット幅はだいたい0.1mmくらい。

インクフローの悪いペン芯も中央のスリットを削る感じで少し彫り込むとフローが良くなる(が、フローが良くなる事が必ずしも良い結果を生む訳では無いけど)。

 

分解したパーツは下にキッチンペーパーを敷いて無印やら100円ショップとかで買ったビーカーやらショットグラスに水を張ってそこで洗浄する。
プラスチック軸に染み付いたインクは消しゴムで意外と取れたりする。

そしてティッシュや綿棒で汚れや水気を拭き取って乾かす。
あと硬い部品をはずすとき用のゴム手袋と竹グシみたいな攪拌棒があると便利。

そして100円ショップで売ってるような化粧品用の注射器スポイトとかプラモデルの塗料用スポイトでインクを補充したり混色したりしている。

 

改造する際はそのままプラモデル用の紙ヤスリ(400番台〜1000番台)やら棒ヤスリ、ドリル、ニッパー、ペンチ、瞬間接着剤等を持ち出して使う。

 

万年筆はペン芯がしっかり刺さってなくてインクが途切れがちになったり、ニブの深度によってフローやしなりが変わったり、色々と繊細な道具だなぁと、オーバーホール後に組み立てるときは実感する。

万年筆のインクについて

インクは大きく分けて染料系・顔料系・古典インクの3種に分けられると思う。それぞれ一長一短があるので用途に合わせて使い分けることとなる。

 

染料系:
一般的なインクで、ドライアップし難く水洗いも出来るので使いやすいしフローも良いけど、インクとしての性能は低め。
耐水性がなく、紙質が悪いとすぐ滲み、よく裏抜けするので。

なのでカジュアルな用途でガンガン使うのに適しているのだろう。(ちなみにパイロットのブルーブラックは染料系ながら若干耐水性がある)

フロー渋めの鉄ニブとの相性も良く、美しい発色のインクが多いのも特徴。
線は若干太めに出る。

 

顔料系:
インクとしてはかなり高性能で、強力な耐水性がありフォーマルな用途にも使え、紙質もあまり選ばない裏抜けしにくい万能系。

しかし使い勝手は染料に比べると若干悪い。染料系に比べると若干フローが悪く、ドライアップすると水で溶けないので水洗いが出来ない、等の為。

プラチナのインククリーナーでの定期的なメンテナンスがオススメ。
インククリーナーの洗浄液は何度か使い回しが出来る。

インクとしては濃淡や発色、強力な耐水性等かなり安定して使える。

 

古典インク:
昔ながらのインクで、化学変化で黒変する透明な液体に視認性を付加するため染料を加えたもの。
乾燥すると黒変して耐水性を持ち、裏抜けしにくいのも特徴。
しかしキャップの気密性にもよるけどドライアップしやすいので注意が必要。

フローが悪くドライアップしたら水に溶けなくなるけど、ビタミンC水溶液によって洗浄出来るらしい。

古典インクは酸性の液体のため、耐腐食性を持つ金ニブでの使用が推奨されている。
扱いが難しいらしく、今では数も少ない。

 

古典インクは別名ブルーブラックとも言われ、視認用の染料に青系の色を使っていたことに起因する。
文字の書き始めは染料の青系が紙に乗るのだが、徐々に科学変化によって黒変してゆく様を指してブルー → ブラックと呼び、単に暗蒼色の色味を指している訳では無い。

 

歴史的経緯としては、古くからフォーマルな用途には改竄防止用に耐水性を持つブルーブラックインクが用いられていたが、近代、ボールペンと油性インクの登場によってその座を取って代わられて現在に至る。

そして万年筆自体は趣味性の高い筆記具となり、その用途に合わせてフォーマル用途には向かないがメンテナンス性の高い染料系インクが主流となった。

そして扱いの難しい古典インクは、技術の発達によって万年筆でも使用可能となった耐水性の高い顔料系インクに切り替わりつつあり、現在古典インクは一部の愛好家によって使用されている、といった感じだろうか?

 

 

現在入手可能な古典インクはペリカン・ブルーブラックプラチナ・ブルーブラックが入手しやすい。

ペリカンBBは書き始めは赤寄りのロイヤルブルー系BBで、時間と共に濃紺色に変化してゆく。
プラチナBBはボールペンの青に近いオーソドックスな赤よりのブルーブラック。
プラチナのクラシックインクも古典インクとしては入手し易い方。

その他にはローラー&クライナーのサリックススカビオサ、ダイアミンのレジストラーズインクがある。
サリックスは正統派の暗めの青で、スカビオサは珍しい紫色の古典インク。
レジストラーズインクは使ったことがないからわからないけど、かなりピーキーな代物らしい。

私の知る限りではこんなところだろうか?
ただ古典インクは全般的に色が薄いかな…水っぽいと言うか。
フローもかなり渋いので線も細く出る。

 

総括:
インクはニブの太さやフローの良し悪し、使用する紙の質によって出力結果が大きく異なるので要試行錯誤。以上。

 

備考:
同じニブでも染料インクは線が太く出て顔料インクや古典インクは線が細く出るなど、インクによって線幅も変わってくる。
これがインクのフローの良し悪しによるものなのか、インクの性質によるものなのかは判らない。

あと、インクの色が薄いと濃くしようと無意識に筆圧を上げてしまうなど、筆記体験にも影響を与える。

個人的に、クリーム色の紙だと特にブルーブラック系のインクの色がよく映える。

 

使用してるインクに関しては万年筆インク・混色レシピ に書いてあります。

今使っている文具 vol.000

万年筆は線を引くという行為自体が楽しく、その楽しさは字を書く目的のためにわざわざ文章を書き綴ってしまうほど。
テキストを書くのは好きだけど字が下手すぎてアナログな文章を書くのが嫌いだった私にアナログなテキストの素晴らしさを教えてくれた万年筆。生きてる内にその良さを知ることが出来本当に良かったと思う。ちなみに私の字は壮絶なまでに酷いです。

万年筆を持ってみるといろんな軸が欲しくなったり、様々なインクを試してみたり、しっくりくるノートを探したりしたくなる。そのカスタマイズ性の多様さも万年筆の魅力だろう。

仕組み自体はボールペンなどに比べてシンプルなんだろうけど、そのシンプルさが極まった感じが使っていて楽しい。

万年筆の軸について
万年筆のメンテナンスについて

 

万年筆:
カヴェコ・スペシャルカランダッシュ・エクリドールXSをメインに使っている。どちらもパイロット・カスタムから金ニブを移植している。

カベコさんは角柱細軸でとにかくカッコイイのでローラーボールにしたりアイドロッパー化したり色々遊び尽くして勉強させてもらったラミー ・サファリと並ぶ思い出のペン。

ちなみにこれらの改造にはガンプラ改造位の工作手腕が必要で当然保証は受けられないだろうから自己責任でお願いします。

カヴェコ スペシャル万年筆・レビュー
カランダッシュ エクリドールXS・レビュー

 

ノート:
トラベラーズノートと軽量リフィルを使っている。
A5スリムの適度な大きさと開きの良い万年筆が使える良い紙質のリフィル、ハードカバー、栞にポケット、を求めたらこれに行き着いた。

軽量リフィルは紙にコシがなく勝手に閉じ難いので使い易い。透けるほどに薄いのに万年筆のインクが裏抜けしない良質な紙。

クラフトファイルに厚紙を入れて色紙とマスキングテープで覆った中表紙を入れてハードカバーノート風に使っている。

トラベラーズノート・レビュー
ノートを取ることについて

 

インク:
セーラーのストーリア等を混色して<ブルーブラック><セピア>を使っている。

色々と染料系や古典インクなど試してみたけれど、結局耐水性がないと実用と言えず、古典は使い難いので顔料系に落ち着いた。

染料系は小雨が降っている時にメモに使って滲みまくったのでもう使わないと思う。しかしエルバンのカーマインだけは惜しいかな、あの素晴らしい真紅の発色が。

万年筆のインクについて
万年筆インク・混色レシピ

 

私にはどれも過ぎたものだが一生使っていこうと思う。