真・女神転生3

世界を創るも良し、壊すも良し…

 

真・女神転生3:
受胎に纏わるモチーフを基にした世界観は、前作、真・女神転生2のマクロで具象的な世界観と対となる、抽象的でどこか哲学的な世界。

ボルテクス界のモチーフは子宮で、コトワリを持った者がカグツチという卵子へと辿り着くことで新たな世界が生まれる、というプロット。
その為か受胎後の東京は荒涼としていながら退廃的とはまた違う、新生の為の力に満ちたどこか不思議な世界となっている。

「悪魔は2度生まれる」のキャッチコピーに合わせてか、マニアクスのアマラ深界では主人公の二度目の誕生に合わせて子宮そのものをモチーフとした背景美術が存在する。

神の居無い(悪魔ルシファーの創った)世界では、天使達が力至上主義に賛同し、堕天使達が何処か哲学的な秩序の維持者になっていると云うのも前作との鏡像となって興味深い。

私が最後にハマったテレビゲーム。プレスターンバトルというゲームデザインはターンという概念を具象化してコントロールするという点で画期的なものだろう。
ゲームの道は完全言語の如き体験型総合芸術へと続いている。

 

真・女神転生2

 

僕は自分が何者なのか、やっと分かったよ
何の為にこの世に生まれ出て、何を為すのか
そして、何処へ行こうとしているのか…

 

真・女神転生2:
前作、それ以前から線形に続くマクロでサイバーパンクな世界観、ドライでウィットに富んだテキスト、個性的なドット絵や音楽等、今でも思い出深いゲーム。

エレガントなメカニカルといったデザインコンセプトや、破壊神という「破壊を行う“神”」といった概念、完全武装し悪魔と戦う「天使」、元々は天使だった堕天使としての「悪魔」やキリスト教によって堕としめられた異邦の神々としての「魔王(Fall’n Gods)」、そしてLawエンドでのサタン等子供心には色々衝撃的だった。

 

かつて私が人間に知恵を与えたのも、人間を自らに支配させようとした為
そして地上は人間の国となったのだ

 

ルシファーのものの考え方には共感を覚えるが、最後まで無私を貫くサタンの生き方には感動すら覚えた。

投稿者:

ノクタジュール

万年筆が好きな人。