カヴェコ スペシャル万年筆・レビュー

現在メインウェポンとして<ノクタジュール>を入れて使っているカベコさんことカヴェコ スペシャル FP
個人的に万年筆は細軸が好きで、さらにソリッドな角柱の好みなデザイン。

 

アウトライン:
八角柱なので机の上でもコロコロしない、ストレートな細軸。と言っても鉛筆に比べると太く感じられるくらいの軸径。
所々のディテールはアンティークな雰囲気を醸し出している。

首軸はストレートな円筒でなくラッパ状になっており、クリップの無いキャップ同様デザインにこだわりを感じさせる。

 

塗装は半ツヤな感じのブラック(使い込んだからだろうか?)。
別売りクリップを脱着したくらいでは傷は付かない。
首軸、天冠、尾栓など一部に梨子地加工が施してある。

 

全体的な印象は太めのカランダッシュ849をイメージするとわかり易いだろうか?
いかにも万年筆って感じでもなく、華麗な軸でもないので人前でも使い易い。

カヴェコ スペシャル FP

 

仕様:
キャップはネジ式。以前はネジ式は使うたびに廻す一手間がかかるので敬遠していたが、使い込んでみると気密性の高さからドライアップし難いことがわかってきた。

ちなみにキャップを閉める際は、キャップと胴軸の面を自分で揃える必要がある。
キャップ – 胴軸間はOリングパーツがスペース調節用の遊びになっている。

尾栓にはキャップポスト用のネジがあるのでポストしても傷は付かないようになっている。残念ながら面は揃わないが。
この辺はこだわって欲しかった。

 

クリップは別売り。正直クリップがないと不便に感じる時があるけど、見た目の美しさからするとこのキャップから胴軸にかけてのシャープなラインが崩れてしまうのでクリップはつけていない。
この潔さがカベコさんのかっこよさを支えている。

 

構造:
本体はアルミ製で首軸など一部に真鍮を使っている模様。

首軸と胴軸の間にはOリングが仕込んであってこれが胴軸からの液漏れを防いで気密性を高めている模様。
さらに胴軸 – キャップ間のシーリングも兼ねており設計の妙を感じさせる。

胴軸内は密閉されているのでその気になればアイドロッパー化もできる。アイドロッパー化するとインクフローが良くなる。

 

私はペン芯のニブを固定する段差を紙ヤスリで削り取ってパイロット・カスタムの金ニブFを移植できるよう改造している。
やはり金ニブは書き心地が違うので。

 

備考:
カヴェコ・スポーツ用の首軸がここここで別売りしている。
ペン芯やニブ、首軸インナーパーツはほぼ共通なのでスペア部品として使える。

 

カヴェコの純正コンバーターは出来が良く、ハンドル根元の金属部分がネジ式で外れるようになってるので分解洗浄でき、プラチナカートリッジの棚釣り防止用金属球も容易に仕込めたりするのでオススメ。

バージョン違いのカヴェコ スペシャル万年筆 ブラスのレビューはこちら。

カヴェコ スペシャル FP

 


スペック:
Kaweco Special FP/カヴェコ スペシャル FP

-全長・14.2cm(キャップ有り)/12.3cm(キャップ無し)
-最大重量・21g(キャップ含め)/15g(キャップ無し)
-最大軸径・1cm(キャップ有り)/1cm(キャップ無し)

Lamy Safari/ラミー サファリ (参考用)
-全長・14cm(キャップ有り)/12.9cm(キャップ無し)
-最大重量・18g(キャップ含め)/10g(キャップ無し)
-最大軸径・1.7cm(キャップ有り・クリップ含め)/1.2cm(キャップ無し)

投稿者:

ノクタジュール

万年筆が好きな人。